バーニーは故郷に残してきた子供・リトを思う。一刻も早く大金を持ち帰り、心臓を患うリトに手術を受けさせたい……。焦るバーニーを見てダガは、自分の命を金に換えることを願う。そこへ榊が接触。血を買いたいと……。バーニーを故郷へ帰すため、ダガは榊と維の家畜と化す！ 街には天使の死体が転がり始めた……！

車椅子の少年・ハロルドを助けたチャーリーは、父親を嫌う彼の気持ちを聞く。一方、そんな彼らを屋敷に残して、チャーリーの部屋に帰ったレイフロは、チャーリーに化けたバリーに襲撃される。レイフロの事が気になるが、ハロルドを一人に出来ないと葛藤するチャーリーは、猫のミネアがかけてきた公衆電話に呼び出されて、ハロルドを置いて出かけていくのだが……！？

殺し屋ギルド’タナトス’に存在する殺し屋番付。’番狗’と呼ばれる上位10名の中で、NO.5の主人公トネリコ。 自らの運命を変えるため、目指すNO.1の座へ向けて、一匹の狗が牙を剥く。

死者の魂を込めた武器を製造するタタラ村を舞台に、物語は衝撃の転換点を迎える！ 「鵺ノ段」最終章を収録した第8巻！

肉体の自由を奪われて《天使狩り》を続けるダガの心に、会いたい人の影が浮かぶが、それが誰だかわからない。止めどなく流れる涙……。バーニーはダガが生きていると信じ、維に接触することを決意。圭は維に監禁されているが、それでもなお維を信じていた。榊は、弟・丙と母親のタブーを目の当たりにしてしまい……！

ヴァッサロードを調べるためにマフィアの刑務所に潜入したチャーリーは、殺し屋に扮したレイフロと再会を果たす。そこで、ヴァッサロードを売っていた男と話したレイフロは、すべてを話して死を求める男に生き続ける罰を与える。そして、刑務所を脱出してチャーリーと別れたレイフロは、彼をつけ狙うバリーに捕まってしまい……！？

殺し屋ギルド’タナトス’に存在する殺し屋番付。’番狗’と呼ばれる上位10名の中で、No.5のトネリコ。No.4・サクラと激突することになったトネリコだが、戦いの最中、思わぬ’第3の敵’が乱入―。死ぬのは誰なのか―！？

バリーと死闘を繰り広げるチャーリーへ、自らのダメージをかえりみずに聖書を読みあげていくレイフロ。その文章に悪魔の名前を見出したチャーリーはバリーを撃破するが、レイフロの死が目前に迫っていた。神でも悪魔でもかまわないからレイフロを救ってほしいと叫んだチャーリーは、そこに現れたメイラー牧師とアルフォード=ウェインに対価を払う約束をして、レイフロを助けてもらうのだが……！？

殺し屋ギルド「タナトス」のNo.5である主人公トネリコ。No.1を目指す最期のチャンスを迎えようとしていた時、タナトスに「密蜂」を名乗る謎の勢力が侵入する。タナトスの殺し屋、番狗たちに引けを取らないその強さに、戦慄する。

バーニーはようやくダガと再会を果たす！ しかしダガは彼女に銃口を向けたまま、彼女の叫ぶ声も耳に入らない。それは維が仕掛けた「パーティ」だったのだ。維の合図でダガがまさに引き金を引こうとしたその瞬間、榊はバーニーを助ける。……その時だった。彼らの頭上のスプリンクラーが作動した。維への不信感から圭は監禁されている部屋に火を放ったのだ！ 混乱の中、バーニーはダガの救出に成功した。そして、功の力を借り、ダガは長い眠りから覚醒する……。いつ明けるともしれない暗闇に射すひとすじの光に群がる者たちのハード・ロマンティックス。’天使の血’をめぐる物語、渾身の第七弾！！

ヴァッサロードを用いてヴァンパイアとなった新人類「ノクティアン」。その創生主に祭り上げられたチャーリーを、レイフロは救いだすことが出来るのか。